手足口病とは
手足口病（てあしくちびょう）は、主に幼児や小児に見られるウイルス感染症です。主な症状は、手のひら、足の裏、口の中に水疱性の発疹が現れることです。手足口病は、エンテロウイルス属に属するコクサッキーウイルスやエンテロウイルス71型などのウイルスが原因で発症します。
主な症状
- 発熱（軽度の熱）
- 口の中の痛みを伴う水疱や潰瘍
- 手のひらや足の裏に小さな水疱
- 食欲不振
口の中：小さな水疱や潰瘍が見られます。これらは痛みを伴い、食事や飲み物を摂るのが難しくなることがあります。手のひらや足の裏：小さな赤い斑点や水疱が現れます。これらの水疱は痒みや痛みを伴うことがあります。
予防と対策
- 手洗いの徹底：特にトイレの後や食事の前に手をよく洗うことが重要です。
- 感染者との接触を避ける：感染者との密接な接触を避けることで、感染の拡大を防ぎます。
- おもちゃや日用品の消毒：ウイルスが付着しやすい物品を適宜消毒します。
治療
手足口病の治療は主に対症療法です。症状を和らげるために鎮痛剤や解熱剤が使用されることがあります。また、水分補給や栄養摂取が重要です。一般的に、手足口病は数日から一週間程度で自然に治癒します。
手足口病は一度かかると免疫がつきますが、異なるウイルスによる感染のために再発することもあります。